灸 治療とは

灸 治療ってどんな治療?

灸治療は、温熱刺激によって体の回復作用を起こす

灸治療とは、温熱刺激を皮膚を通じて身体に加えて免疫反応や自律神経に変化させる治療法です!

もぐさと呼ばれるヨモギの葉にある糸状の組織を固めた物を、
皮膚の上に乗せて燃焼させて、身体に温熱刺激を加えます。

もう少し詳細に説明すると、温熱刺激は
内因性オピオイドと呼ばれる鎮痛作用のある物質の産生量を増加させる効果や
胃や小腸の働きを調節する自律神経の活動を活性化せて、消化吸収作用を強める効果など
があります。

灸治療は、
便秘や下痢などの胃腸症状にはかなり効果が期待できます!(実体験込み)
また、冷え性にも直接的な暖かさのみならず、灸をした箇所の血流量上昇作用も含めて長期的な効果も期待できます!

灸 治療って熱くないの?

灸治療の熱さは調整できる

灸治療には、大きく2種類に分かれることをご存知でしょうか?
灸には、肌に直接触れる直接灸と、肌と灸の間に物を入れる間接灸があります。

直接灸肌の上にモグサを直接据えて燃焼させる。
肌に直接触れているが、現在の手法の多くは、8割程度燃焼した時点で消火して、柔らかい熱感を加えるものが多い。
手法によっては、全て燃焼させて直接的に熱刺激を加えるものも存在する。
間接灸肌と灸の間に、空間や台を設置して間接的に熱を伝える手法。
ニンニクや味噌を挟む手法なども存在する。
直接灸よりも緩やかに熱が伝わる。

灸治療は何に効くの?

胃腸の不調からリラクゼーション効果も!

主に灸療法は、内蔵に関連する経絡上のツボに熱刺激を与える手法が一般的です。
内蔵への血流量を上昇させる反応や白血球が増加する反応により、自己治癒力や免疫能力の活動が活発化になり不調を改善していきます!

また腰や腹部に心地よい暖かさを感じ続けられる灸療法では、
リラックスしてそのまま眠ってしまう方もいらっしゃいます。

この眠ってしまう反応こそが、副交感神経が活発になっている証拠であり
身体の疲労感やストレス性の腰痛などに効果を発揮します!

また、灸療法は不妊治療や逆子治療にも非常に効果的とされ、
特に逆子のツボと呼ばれる『至陰』は西洋医学の範囲でも有名なツボです!

灸治療の問題点

灸治療を受ける前に禁忌を知る!

灸療法は、様々な内蔵の不調に効果があります。
しかし、熱刺激というリスクのあるもの、直接肌に触れる手法も存在するため
灸療法を避けるべきタイミング、灸療法が適切でない疾患もあることを覚えておきましょう!

鍼治療の禁忌(避けるべきタイミング)
医師の判断で安静が必要とされた場合
刺激を与えることで有害作用が引き起こされるリスクがある場合
免疫能力が低下し、感染症の危険性が高い場合
顔面部・皮膚病の患部・化膿を起こしやすい部位・皮膚に大血管がある部位

まとめ

灸治療は健康的な体を作る

さまざな不調に有効であるとされる灸療法は、
近年では、高いリラクゼーション効果・鎮痛効果から
末期がん患者の終末期医療に組み込まれることも多くなってきています。
内蔵の不調から婦人科疾患・終末期医療まで、灸療法の可能性は年々再認識されています!

皆さんも、お体の不調に灸療法をお試しください!!

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